2007年8月5日
     澤熊講師と歩く湖北の観音さま

(湖北の仏教文化と伊香三十三観音巡りウォーク)
〔第4回〕





大阪梅田茶屋町名神=北陸道木之本IC
磯野寺
普門寺松尾寺(覚念寺)正妙寺片山観音堂昼食(己高庵)
理覚院円満寺光明寺横山神社赤分寺赤後寺木之本IC
大阪



今日、8月5日は湖北・観音の里高月は『ふるさとまつり
この日は高月のすべての観音様は予約ナシでお参りすることが出来ます。
だから、本日のお参り目標は11ケ寺・・・16時30分が制限時間なのでチョッと忙しいかナ・・・


赤見山 磯野寺
山号の赤見山とは、かつて神仏習合時代には延喜式式内社赤見神社の神宮寺
あったことによるもので、今もその名残として境内を共有しています。


                               【神宮寺】とは→

三光の松
この松は、松葉が三本ずつ出ており、この松を結んで財布に入れておくと、お金が貯まると言い伝えられています。



龍頭山・普門寺
(重則)
寺号(寺の名)の起りは、観音さまの根本経典『妙法蓮華経 観世音菩薩普門品』にちなむものです。
京都御室御所の尊信を受け、江戸時代には仁和寺より高張り提灯一対を賜ったといいます。
薬師如来とともに
本尊聖観音像が安置されています。


己高山・松尾寺
(覚念寺)

山の中腹にお堂は建ち、天台密教で栄えた己高山の有力寺院「惣山之七箇寺」の一つです。
伝教大師最澄によって彫刻されたとする、
十一面観音像を安置しています。


湖東山・正妙寺
(西野)
本尊は、千本の手と足を持つという、他には例のみられないめずらしい千手千足観音像を安置しています。
山の中腹にお堂は建ち、かつては山をこえた琵琶湖岸に「阿曽津」と称する村があり、豪族(阿曽津秀道)の
奥さんの守り仏だったといわれています。なお、この村は津波によって荒廃し、難を逃れた人々は山を越え、
七野の村々(東柳野・柳野中・西柳野・熊野・西野・松野{後の松尾}・磯野)に移り住んだといいます。
「阿曽津」があったという湖岸には、今も平地が残り「阿曽津千軒」と呼ばれています。



片山の観音堂
片山は、町内で唯一琵琶湖に面している村です。かつては、湖上交通の重要な港として栄えました。
高台に安置される十一面観音は、湖を見下ろし、舟の安全を守る観音さまとして広く信仰をあつめています。
正式な寺号(寺の名)は不明で、片山村の観音堂と呼ばれています。




昼食処(己高庵) 
高月町がお祭りで混雑の為、本日の昼食は隣町の木之本町の『己高庵』です。・・・


己高山・理覚院
(井口)
この地の豪族・井口氏の菩提寺です。井口氏は、戦国時代に小谷城を構えて湖北地方を領した浅井氏の重臣として、
多くの古記録にその名をとどめています。観音堂には、本尊聖観音・十一面観音と百体観音像が安置されております。
百体観音像とは、西国・坂東・秩父の各33所札所霊場のミニチュア版を一堂に揃えたもので、
うつし霊場と称します。


己高山・円満寺
(井口)
このお堂は、日吉神社阿弥陀堂とも称されています。
円満寺は、中世、この辺りにつくられた比叡山延暦寺領の荘園・富永庄の預所です。
また、己高山仏教の有力寺院「惣山之七箇寺」の一つでもありました。
正面の厨子には本尊阿弥陀如来、向って左に十一面観音が安置されています。
境内の向いにある道を隔てた鐘楼につられている、鎌倉時代の寛喜3年(1231)に
つられた銅鐘は、県内で最も古い鐘で、重要文化財に指定されています。



高喜山・光明寺
(東物部)

物部という地名は、古代の豪族物部氏の根拠地の一つであったことによるといいます。
戦国時代には、湖北地方を治めた浅井氏の初代、亮政より手厚く庇護されたと伝えます。
本尊の千手観音像は室町時代の作といわれています。彩色は色鮮やかによく残っております。



横山神社
神仏習合の名残をとどめ、神社の中に観音さまが安置されています。
本尊は、
馬頭観音像で佐佐木氏の重臣・江北4家の信仰を集めたといいます。
観音像の多い高月町にあって、馬頭観音を安置するのはここだけです。
平安時代末期・12世紀頃の作とみられ、平成7年5月に高月町指定文化財に指定されました。
常時は
観音の里資料館で展示されており、「観音の里ふるさとまつり」にのみ、この神社で開帳されます。


青陽山・赤分寺
十一面観音
かつて足利将軍より朱印地を賜り、厚く庇護されたといいます。
境内には、樹齢70年の天然記念物
ハナノキがあります。
3月下旬から4月上旬にかけて、可憐な紅色の小さな花びらをつけます。 



唐喜山・赤後寺
赤後寺は、高月町の北端湧出山の中腹に建ち、かつては足利尊氏から荘園を寄付され、隆盛を極めたといいます。
本尊は、
聖観音千手観音の二躯の観音さまです。
いずれも、平安時代初期の作で、国の重要文化財に指定されています。
この観音さまは、別名
コロリ観音として親しまれ、三回参詣すればコロリと極楽往生できるとさえいわれています

本日も予定通り(11ケ寺)お参りすることが出来ました・・・チョッとだけ暑かった・・・ですが・・・